ササなど七夕らしい風情の中での茶会が6日、浜田市金城町今福の今福まちづくりセンターであり、来場者が猛暑の中で至福の一杯を味わった。
茶道を通じて地域全体でおもてなしの心を育む目的で、1993年から続く恒例行事。センターや地元の今福まちづくり委員会、地元の茶道サークル「茶楽(さらく)の会」が協力して開いた。
アジサイや短冊の付いたササが会場を彩り、着物姿の茶楽の会メンバーが入れたお茶を、地元の小学生や高校生が茶席に届けた。来場者は作法や茶器の説明を聞きながら、わんを傾け笑顔で一服を堪能した。
浜田市金城町入野の郵便局員、小川慎二さん(62)は「装飾が夏らしくて素晴らしく、おいしくお茶を飲めた」と喜んでいた。(宮廻裕樹)