【大田】七夕の短冊を飾りつけたバスが大田市内を走る路線にお目見えし9日、相愛保育園の園児23人が見学に訪れた。園児は座席に座り、自分が書いた短冊を探し、楽しんだ。バス内には小学生や園児のかわいらしい願い事が書かれ、車内を彩っている。
路線バスに親しんでもらおうと、石見交通大田営業所が昨年に続いて企画した。同営業所は近年、子どもたちを対象にバスの乗り方教室を開き、今年の短冊作りは過去に教室を開催した静間小、水上保育園、相愛保育園に声をかけた。
車内には「有名なユーチューバーになりたい」「ゲームをいっぱいさせてください」「かぐらのおめんがほしい」などと書かれた170人分の短冊が掲示されている。
車両は342号車で、七夕の7月7日ごろまで、主に出雲や江津、三瓶方面を結ぶ路線で運行する。企画した運転手の吾郷忠幸さん(57)は「子どもたちや保護者がバスに親しむきっかけになればうれしい」と話した。
(勝部浩文)