松江市母衣町、ギャラリーアルテオハラでNHKのEテレの原画や絵本などを手がける、むろまいこさんの作品展が開かれている。生命力あふれる絵画や立体作品が来場者を楽しませている。11日まで。入場無料。
むろまいこさんは東京都出身でメキシコの大学で芸術を学んだ。山陰で展示会をするのは初めて。
「蝶の寝床」は小泉八雲の著作「安芸之助の夢」をモチーフにした立体作品。天蓋(てんがい)に色とりどりのチョウが縫い付けられ、光を受けて壁や床にチョウの影ができる工夫がされている。
「星のジャガー」はメキシコの「星の輝きとジャガーの模様は同じだ」という逸話をモチーフにした絵画。メキシコの「アマテ紙」を使って、星のように瞬くジャガーをみずみずしく描いた。
松江市東本町3丁目、自営業藤本夏海さん(36)は「普段は触れられない世界観の絵に元気をもらった」と話した。
午前10時~午後5時。むろまいこさんの作品展は松江市殿町、おせわさんセンターでも21日まで開かれている。(13、14日は休み)。
(林李奈)