バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)の2024~25年シーズンに向けた展望の最終回は東地区。NBAでのプレー経験がある日本代表の渡辺雄太を獲得し、厚い選手層を誇る千葉Jが最も有力な優勝候補。リーグ屈指の守備力と3点シュートが武器の宇都宮、監督と選手の補強に成功した群馬が追う展開となりそうだ。

 

NBAで日本人最長の6季を過ごし、千葉Jに加入した渡辺雄太(中央)


 千葉Jは渡辺の加入に加え、絶対的ガードの富樫勇樹が残留。2020~21年シーズン以来のB1制覇を目指す。22~23年シーズンベスト5に選ばれた原修太、昨季リバウンド王のジョン・ムーニー、2月のアジア・カップ予選日本代表の金近廉、昨季の途中加入で終盤戦に勢いをもたらしたクリストファー・スミスら残留組に、昨季までNBAでプレーしたディー・ジェイ・ホグ、特別指定選手の菅野ブルースが加わり、リーグ屈指の選手層で王座奪還を狙う。

 

千葉Jに残留した富樫勇樹(右)


 千葉Jを追うのは、昨季にB1最高勝率(8割5分)で東地区首位に立った宇都宮。昨季の...