中国電力が島根原発2号機(松江市鹿島町片句)の12月の再稼働を目指している。リスクがある原発を動かす意義はあるのか。検証する。

 「電源構成のバランスを改善していく必要があります」-。2021年10月、国から島根原発2号機(出力82万キロワット)の再稼働に必要な原子炉設置変更許可を得たのに合わせ、中電が島根、鳥取両県内で開いた住民説明...