出産した赤ちゃんと泳ぐアーリャ=1日(アクアス提供)
出産した赤ちゃんと泳ぐアーリャ=1日(アクアス提供)

 しまね海洋館アクアスは18日、死んだ雌のシロイルカのアーリャを解剖した結果、乳腺が炎症を起こす「化膿(かのう)性壊死(えし)性乳腺炎」を確認したと発表した。死因とみている。

 アーリャは1日に雌の子イルカを産み、11日未明に息を引き取った。アクアスによると、授乳する中で、左乳首に細菌が入って炎症を起こしたとみている。アーリャは出産後、3日から餌を食べず、9日に投薬などを施したが、体調が急変した。

 一方、子イルカは3時間ごとに飼育員から人工哺乳を受けており、順調に育っているという。

 (宮廻裕樹)