案内看板を設置する祖式町元気なまちづくりの会のメンバー=大田市祖式町
案内看板を設置する祖式町元気なまちづくりの会のメンバー=大田市祖式町
桜が満開になった祖式川沿いのウオーキングコース=2024年4月、大田市祖式町
桜が満開になった祖式川沿いのウオーキングコース=2024年4月、大田市祖式町
案内看板を設置する祖式町元気なまちづくりの会のメンバー=大田市祖式町
桜が満開になった祖式川沿いのウオーキングコース=2024年4月、大田市祖式町

 【大田】大田市祖式町、祖式川の桜並木をアピールしようと、地元の住民グループ「祖式町元気なまちづくりの会」が19日、ウオーキングコースの案内看板を設置した。春になると100本を超す桜並木が満開になるお花見スポットで、地域の魅力の再発見につなげてもらう。

 町の中心を流れる祖式川の桜は40年近く前に住民たちが植樹した。両岸の農道沿いにソメイヨシノ約120本が植わり、堰堤(えんてい)を落ちる流水の景色と合わせて楽しめる。5年前から同会があらためて整備を進め、1・3キロのウオーキングコースの設定や樹木の手入れ、除草活動を続けている。

 設置した案内看板は縦1・2メートル、横1・8メートル。会のメンバー5人がウオーキングコースのスタート地点、県道沿いの空き地で作業した。ウオーキングコースを「せせらぎのこみち」と名付け、地域の主峰・大江高山(標高808メートル)や世界遺産・石見銀山遺跡を構成する矢滝城跡などの情報とともに紹介している。

 金田慶三副会長(70)は「川の音を聞きながら歩けるコース。四季を通じて楽しめ、祖式町の魅力を感じてもらいたい」と話した。(勝部浩文)