広島地方気象台は21日、山陰両県と広島県、岡山県が梅雨明けしたとみられると発表した。いずれも平年より2日、昨年より5日遅い。向こう1週間は、湿った空気などの影響で雲の広がる日もあるが、高気圧に覆われておおむね晴れる見込みという。
梅雨の期間は6月22日から29日間だった。昨年より19日短く、平年より14日短い。松江、鳥取両地方気象台によると期間中の降雨量は大山(鳥取県大山町)542・0ミリ(平年値364・8ミリ)▽松江526・0ミリ(同265・2ミリ)▽波佐(浜田市)513・5ミリ(同350・3ミリ)▽弥栄(浜田市)509・5ミリ(同344・7ミリ)―など。43観測点全てで平年を上回った。
松江市島根町野波の野波海浜公園には、涼を求めて多くの家族連れらが訪れ、水遊びを楽しんだ。今年初めての海水浴を家族と楽しんだ三島葉月さん(6)=松江市法吉町=は「夏は暑くて好き。かき氷がおいしい」と笑顔で話した。
気象台は、山陰両県は26日ごろまで晴れが続くと予想している。
(今井菜月)