往来が不自由になっている出雲市大社町日御碕地区で、若者グループが地区外に出にくくなった子どもたちのために「夏祭り」を企画している。「こんな時だからこそ、少しでも笑顔になってほしい」と願う。
グループは、地元有志でつくる「ミサキどっとCome」(安田大輔代表)。もともと祭りを計画していたが、道路の崩落を受け再検討し、予定通り実施することにした。
祭りは地区内在住か帰省中の住民が参加対象。8月10日午後4時から、日御碕コミュニティセンターで開き、焼き鳥やカレーライスなどを提供する。
祭りを開くのは、別の狙いもある。観光客が来られないため休業を強いられている日御碕灯台付近の店舗の商品を買い取り、会場で活用することも検討している。
同コミセンでは、夏休み終盤の8月下旬に、小学生が自ら企画したイベントを実施。近く、内容を話し合う。センターの渡部真由さん(33)は「友達同士で話し合いながら、楽しんで計画をたててほしい」と話した。
(片山皓平)