明治維新以降に、戦死、戦病死した人々の記念碑は全国各地に建てられており、島根県内にも多く存在している。その発端となったのは全国的には戊辰戦争であるが、島根県では西南戦争である。この内戦に政府軍として出征し、戦死した兵士にかかる記念碑は全国的には少なく、県内でも松江市に1基、大田市に2基が存在するだけである。

 県内での建立の背景には籠手...