昭和戦前期、日本の領空や領海に侵入しようとする他国の飛行機や船を監視する戦争遺跡が島根県内にも各種存在した。

 海軍に限定すると、呉海軍警備隊所属の監視拠点が1942年3月に、(1)高崎山見張所(2)日御碕見張所(3)美保関見張所の3カ所あり、レーダー装備はなく双眼鏡などを用い...