課題の圧力容器を製作する高校生=益田市高津4丁目、島根県立西部高等技術校
課題の圧力容器を製作する高校生=益田市高津4丁目、島根県立西部高等技術校

 高校生ものづくりコンテスト溶接部門の島根県予選が26日、益田市高津4丁目の県立西部高等技術校であり、3校から出場した11人が、日頃磨いてきた技術を競った。

 競技は50分の制限時間内に約10~13センチ、厚さ3・2ミリの鋼板を溶接して「圧力容器」を製作する。保護手袋や防じんマスク、遮光面を着用した生徒は、火花を散らしながら丁寧につなぎ合わせた。

 完成した圧力容器は、つなぎ目のきれいさ、正確さや、水が漏れることなくどのくらいの圧力に耐えられるか、といったポイントで審査された。

 優勝した松江工機械科3年の三島晃誠さん(18)は「練習と比べてもきれいにできたが、最後は角から水が漏れたのでもう少しゆっくりやればよかった。中国大会では全力を出して自分の力を試したい」と話した。

 三島さんのほか、2位の野村優羽さん(18)=益田翔陽3年=と、3位の古川康輔さん(17)=松江工3年=の上位3人が、8月初旬にある中国地区大会に出場する。(藤本ちあき)