松江市宍道町宍道で江戸時代から続く伝統の祭り「れんげさん」が開かれた。初日は地元中学生の吹奏楽演奏や和太鼓の披露があり、住民を楽しませた。
地元の自治会などでつくる宍道れんげさん実行委員会(玄行政美委員長)が主催。7月26日から3日間、町は夏祭りムードに包まれた。初日は屋外ステージで宍道太鼓振興会やダンスチームなど5団体が出演した。
宍道中学校吹奏楽部24人はスイングナンバーのメドレーやしっとりしたメロディーが印象的な中島みゆきの「糸」など5曲を披露した。各パートのソロや部員の歌唱もあり、訪れた住民は動画を撮ったり、手拍子をしたりして、一緒になって盛り上がった。
同級生の演奏を聴きに来た宍道中3年の太田麻衣さん(14)は「すてきな演奏だった。明日は浴衣を着て楽しみたい」と喜んでいた。
27日は花火の打ち上げ、28日はバンド演奏や「ぶつかり神輿(みこし)」があった。(森みずき)