島根県東部の道路、橋などのインフラを紹介する冊子「しまねインフラツーリズムガイド in IZUMO」ができた。施設概要のほか、車で巡るモデルコース、会員制交流サイト(SNS)に投稿されている施設の芸術的な写真を掲載。観光資源としての魅力など、身近な存在の新たな一面を伝える。
A4判50ページ。道路、橋のほか、ダム、放水路、港湾、トンネルなどについて構造や役割に重点を置いた特徴、見どころを写真とイラストと交えて載せた。
出雲日御碕灯台(出雲市大社町日御碕)は断面図を付け、外壁に石材、内壁にレンガを使った「二重殻(かく)複合構造」であることを紹介。防災と海岸保護のために県東部に設置されている形の異なる10種類の消波ブロックなども取り上げた。
1日で回れる四つのドライブコース、写真共有アプリ「インスタグラム」に投稿された施設写真を集めたページも設けた。
官民でつくるいずもインフラツーリズムガイド戦略会議が、新たな観光需要の掘り起こしや土木建築に興味を持ってもらおうと作製。4万部を発行し、県内の道の駅や観光案内所に加え、小中学校への配布も進めている。島根県のホームページで公開し、ダウンロードできるようにした。
(月森かな子)