気象庁は13日、中国地方(山口県除く)が梅雨明けしたとみられると発表した。平年より6日、昨年より18日早い。14日にかけて湿った空気などの影響で局地的に雨や雷雨になる恐れがあるが、今後1週間は次第に高気圧に覆われて晴れる所が多くなる。
梅雨は5月15日から59日間。松江、鳥取両地方気象台によると、期間中の降水量(速報値)は松江797ミリ(平年値356・2ミリ)、赤名(島根県飯南町)866ミリ(同448・1ミリ)、境910ミリ(同340・5ミリ)、鳥取603・5ミリ(同305・3ミリ)。山陰両県43地点のうち41地点で平年値を上回り境は2・6倍超だった。
4~12日に限ると松江460・5ミリ、境520ミリ。
12日に豪雨に見舞われた住民は梅雨明けの青空の下、黙々と土砂の撤去作業に当たった。5月に開店したばかりの飲食店が床上浸水した島根県飯南町上赤名の清原英男さん(58)は店先の泥を洗い流しながら「(被害は)うちだけじゃないですから」と早期の営業再開を目指し前を向いた。 (片山皓平)












