第106回全国高校野球選手権大会第11日は17日、兵庫県西宮市の甲子園球場で3回戦があり、島根代表の大社が延長十一回タイブレークの末、早稲田実業(西東京)に3ー2でサヨナラ勝ちし、93年ぶりの8強進出を決めた。

大社の8強進出は、1931年の第17回大会で前身の大社中として出場して以来となる。
九回を終えて2ー2で決着がつかず、2回戦に続いて無死一、二塁から始まる延長タイブレークに突入した。大社は2ー2で迎えた延長十一回裏無死一、二塁で代打安松大希が三塁線に絶妙なバントを転がして無死満塁とすると、7番馬庭優太が中前打を放ち試合を決めた。
先発の馬庭は11回を完投し、2失点と気迫の投球が光った。
島根県勢の8強は103回大会(2021年)の石見智翠館以来、3年ぶりとなる。
準々決勝は大会第12日(19日)の第4試合で神村学園(鹿児島)と対戦する。
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