大学生(左)から算数を教わる参加者=益田市匹見町澄川、匹見下公民館
大学生(左)から算数を教わる参加者=益田市匹見町澄川、匹見下公民館

 益田市匹見町澄川の匹見下公民館でこのほど、小中学生の算数・数学力の向上を目指した教室が開かれた。参加者は講師の大学生に指導を受けながら交流を深めた。

 小中学生が集中して学習できる環境を提供しようと、市教育委員会が教育文化振興、人材育成などで連携協定を結ぶ島根大、松江高専の協力で企画し4年目。匹見での開催は初めてで、近くの匹見川で小中学生や大学生が川遊びも楽しんだ。

 島根大の学生9人、島根県立大の学生2人が講師を務めた。参加した小中学生15人が足し算や引き算、割り算、かけ算などを学生と一緒に取り組んだ。

 島根県立大国際関係学部2年、高橋和花さん(19)は「子どもたちが一生懸命に勉強に取り組んでくれてうれしい」と笑顔を見せていた。匹見小学校3年の原田そらのさん(9)は「苦手な算数を分かりやすく教えてもらい、よく分かるようになった」と話した。

(中山竜一)