ヒトデに恐る恐る触れる子ども=出雲市園町、宍道湖自然館ゴビウス
ヒトデに恐る恐る触れる子ども=出雲市園町、宍道湖自然館ゴビウス

 【出雲】出雲市園町の宍道湖自然館ゴビウスで、海の磯の生き物に触れることができるイベントが開かれており、家族連れを楽しませている。9月2日まで。

 多様な生物の営みが見られる磯の面白さを感じるとともに、夏休みの自由研究にも活用してもらおうと企画した。山陰の海にもいるミドリイソギンチャク、カエルウオといった約30種類を展示している。

 生物に触れるタッチプールでは、イトマキヒトデやナマコ、ムラサキウニなどに実際に触れることができ、子どもたちが恐る恐る手を入れて、感触を確かめていた。水槽での展示もあり、ヤドカリやハゼの種類を展示し、種別の見分け方を紹介。ゴンズイやハオコゼといった毒のある生物を集めた水槽、サザエやアワビなど持ち帰りが禁止されている生物を集めた展示もり、注意を呼びかけている。

 東京都から訪れ、タッチプールを体験した小学2年生の女の子(7)は「初めてヒトデに触ったけど、思ったより硬かった」と笑顔を見せた。入館料は大人500円、小中高生200円、幼児無料。土日の午後1時半からは飼育員によるヒトデを使った実験や解説がある。(佐野卓矢)