協定書を交わす3団体の代表=出雲市矢野町、出雲健康公園少年野球場
協定書を交わす3団体の代表=出雲市矢野町、出雲健康公園少年野球場

 【出雲】出雲市の小学生野球チーム、島根県立大出雲キャンパスの献血サークル、出雲中央ライオンズクラブの3団体がこのほど、献血の推進や骨髄バンク登録などを目指し、連携協定を結んだ。街頭での啓発活動にともに取り組む。

 県立大出雲キャンパスのサークル「出雲中央レオクラブ(あかえんぴつくん)」は、看護学科などの学生68人が所属する。出雲中央ライオンズクラブと連携し、若者向けに献血や骨髄バンクの啓発活動に取り組んでいる。小学生野球チーム「出雲神在エンジェルス」は社会奉仕を活動理念に掲げ、より若い世代に関心を持ってもらおうと、ライオンズクラブが声をかけ、3団体の連携が実現した。

 出雲神在エンジェルスは38人が所属する。小学生は献血やドナー登録の対象になっていないが、ショッピングセンターなどでの啓発活動に参加し、献血や骨髄バンクの大切さを訴えていく。

 出雲市矢野町の出雲健康公園少年野球場であった締結式では、3団体の代表が締結書を交わし、血液に見立てた赤いボールを投げる始球式で、発足を祝った。県立大の吉田倫子さん(20)は「子どもたちに関心を持ってもらうきっかけになる」と喜び、神在エンジェルスの古川登誉主将(12)は「チーム全体で協力していきたい」と話した。(佐野卓矢)