クマを追い払うための花火を鳴らす島根県職員=島根県川本町川本、県川本合同庁舎
クマを追い払うための花火を鳴らす島根県職員=島根県川本町川本、県川本合同庁舎

 6日午前6時20分ごろ、島根県川本町川本の県川本合同庁舎近くで体長約60センチのクマ1頭が目撃された。けが人はいなかった。この現場で目撃されたのは3日連続となった。

 合同庁舎の男性警備員がクルミの木に登っている1頭を発見。その後、山の中へ逃げたという。

 相次ぐ目撃を受け、県と町がクマを追い払うための対策を実施した。県職員と町職員が花火を鳴らしたり、大声を出したりして現場の安全を確保し、触れると感電する電気柵とセンサーカメラをクルミの木の近くに設置した。

 この日開会した9月定例町議会で、野坂一弥町長は県、川本署とで対策会議を設置したことを説明し「被害が発生しないよう関係機関と連携を密にして、対策に取り組む」と述べた。

 (佐伯学)