出雲市出身の第38代立行司木村庄之助さん(64)=本名今岡英樹、高田川部屋=が、8日から両国国技館(東京都墨田区)で始まる大相撲秋場所限りで日本相撲協会を定年退職する。庄之助さんに元気をもらってきた地元の同級生は、最後となる場所の土俵さばきに期待。半世紀に及ぶ土俵生活の集大成を見届けようと、千秋楽は横断幕を用意して応援する計画を立てる。
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庄之助さんは出雲第二中学校から高田川部屋入りし、1975年に初土俵。92年に十両格、2005年に幕内格となり12年に式守勘太夫を襲名した。13年に立行司に次ぐ三役格行司となり、18年に式守伊之助、昨年12月に行司の最高位・木村庄之助に昇格した。
秋場所千秋楽の22日に定年となる65歳の誕生日を迎える。行司として最後となる場所に庄之助さんは「...