ピオーネを買い求める来場者=浜田市金城町七条、集出荷施設
ピオーネを買い求める来場者=浜田市金城町七条、集出荷施設

 出荷が最盛期を迎えたピオーネやシャインマスカットの販売イベントがこのほど、浜田市金城町七条の集出荷施設であった。家族連れらが甘く仕上がった旬の味覚を求め、にぎわった。

 イベントは浜田と江津両市の35個人・団体の生産者でつくる「いわみ中央ぶどう部会」がPRの一環で開いた。今年の出荷目標は昨年並みの25トン。糖度も18~20度と例年より高めで、猛暑による着色不良も見られず仕上がりが良いという。

 会場では新鮮なピオーネを350グラム600円のパックや、2キロ3千円の箱入りで販売したほか、ピオーネを用いた特製のスムージーも登場した。テント前には来場者の長い列ができた。

 1500円以上の購入者を対象にピオーネの詰め放題もあった。大きさ2~3センチの大粒のブドウを一つずつ箸でつかみ、専用のカップに落とさないよう慎重に詰めていた。

 出荷は10月末までの予定。同部会の塚本守部会長(75)は「高い気温が続いて心配したが、糖度のある良いブドウができた」と喜んでいた。

  (宮廻裕樹)