鳥取県日南町霞、日南中学校の2、3年生が地域の大人や大学生と働き方や生き方について話し合うトークプログラムが19日、同校であった。生徒は人生の先輩から話を聞き、進路やふるさとへの関心を高めた。
鳥取県教育委員会が主催するふるさとキャリア教育「CHA3(チャチャチャ)プログラム」で、同町では初めての開催。2、3年生39人、地域住民20人、島根大教育学部の学生9人の計68人が参加した。
参加者は1グループ7人に分かれ、最初にゲームや自己紹介で交流した。その後、大学生が進行役になり「住んでいる地域のいいところ」「働くってどういうこと」といった六つのテーマで一人一人が考えを発表し、話し合った。
参加した地域コーディネーターの久城達也さん(64)は「よく考えているなと感心する場面が何度もあった。たくさん話を聞けて子どもたちと近くなったように感じた」とうれしそうに話した。(藤本みのり)