保育園の年長児による「ちびっこ大相撲大会秋場所」が18日、出雲市大社町北荒木のカミアリーナであり、園児75人が熱戦を繰り広げた。
相撲を通じて心身を鍛えてもらおうと、社会福祉法人・浜山福祉会が運営する浜山、浜山あおい、浜山あまつひの3保育園が年3回の場所を開催する。個人戦と5人一組の団体戦で競った。
園児たちは保護者らと相談して付けた「しこ名」で登場し、仲間の声援を受けて真っ向勝負。直径4・5メートルと通常よりも小さな土俵上では、豆力士が躍動した。力強く押し出したり、体の大きな相手に土俵際で投げを打って逆転勝ちしたりして、熱戦を繰り広げた。
会場には出雲市出身の大相撲立行司で、秋場所で退職する第38代木村庄之助さんの書や色紙も飾られた。
「芽依桜」で出場した石橋芽依ちゃん(5)は「押し相撲で勝ててうれしかった」と笑顔で話した。(佐野卓矢)