「なかうみ交響楽団」の第17回定期演奏会が10月6日、安来市飯島町の市総合文化ホール「アルテピア」である。2025年のショパン国際ピアノ・コンクール出場を目指す松江市出身の原沙綾さん(東京芸術大大学院)を独奏者に迎え、ショパンのピアノ協奏曲第1番などを上演する。
午後2時半開演。水間満さんの指揮でピアノ協奏曲に加え、ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」序曲とメンデルスゾーン交響曲第3番「スコットランド」を披露する。
共演する原さんは、21年のショパン・コンクールで本選に進んだ。協奏曲第1番は、詩情豊かでピアニストがさまざまな技巧を駆使して、甘美で華やかな演奏を繰り広げる曲。原さんも「もっと内面的な第2番より、1番が好き」という。
9月16日は、松江市西津田6丁目のさんびる文化センタープラバホールで、留学先のポーランドから帰郷した原さんと初のリハーサルがあった。全3楽章を通して演奏し、ピアノと伴奏する楽団とでテンポや音の強弱などを確認した。原さんとのリハーサルは、29日も予定する。原さんは「オーケストラの皆さんと一緒に、ショパンの素晴らしさが伝わる演奏会にしたい」と話した。
演奏会の入場料は一般2千円(当日2500円)、高校生以下は無料(要整理券)。未就学児は入場不可。問い合わせは楽団長の角久夫さん、電話090(8605)1615。