自転車に乗って一時停止をするインドネシア人の技能実習生=島根県西ノ島町浦郷
自転車に乗って一時停止をするインドネシア人の技能実習生=島根県西ノ島町浦郷

 島根県西ノ島町の水産会社に勤務するインドネシア国籍の技能実習生を対象に浦郷署がこのほど、自転車教室を開いた。実習生たちはインドネシアと異なる交通ルールを中心に標識の説明を受け、安全な自転車の乗り方を学んだ。

 町内の浦郷水産と共幸水産で働く実習生計12人が参加した。実習生は浦郷地区に居住し、通勤や買い物で自転車を使う機会が多いという。

 署内で日本の交通ルールについて説明。インドネシアでは一時停止の習慣がないといい、署員は標識の読み方とともに一時停止と左右の確認をするように伝えた。インドネシアでは2人乗りやヘルメットの未装着も違反ではないといい、日本のルールを周知した。

 続いて駐車場で実際に自転車に乗って、一時停止やカーブの走行を練習した。

 浦郷水産のイラン・マウラナさん(31)は「みんなで勉強した交通ルールを守って、自転車に乗りたいと思う」と話した。(鎌田剛)