作品に込めた思いを話すすやまとしおさん=米子市両三柳、コミュニティプラザ百花堂
作品に込めた思いを話すすやまとしおさん=米子市両三柳、コミュニティプラザ百花堂

 山陰中央新報文化センター松江教室で水彩画の講師を務めるフリータレント、すやまとしおさん(71)=米子市=の個展「新たなる美界」が同市両三柳のコミュニティプラザ百花堂で開かれている。15日まで。入場無料。

 すやまさんは毎年、山陰両県で個展を開き今年で40年になった。個展ではお世話になった人への感謝や新たなスタートを表現した新作の水彩画38点が並ぶ。

 「志向なる挑飛」は苦難や壁を竜で表現し、人間が竜と一緒に進んでいく様子を描いた。苦難も一緒に新たな領域に向かって、みんなで頑張ろうというメッセージを込めた。

 すやまさんは「40年絵を描き続けられたのは皆さんのおかげ。その思いが少しでも伝われば。41年目はお世話になった方に感謝の気持ちを返していけるような絵を描きたい」と話した。

 午前10時~午後6時。最終日のみ午後4時まで。(藤本みのり)