第二十四章 後藤桜樹(7)

 こんなことはもうしたくない、と投げ出しかけると、「オーキにしか頼めないの」という桐田さんの言葉が脳裏に蘇る。

 錦糸町時代に、桐田さん、シュートさんと僕...