27日投開票の衆院選では、軍拡や海洋進出を加速させる中国とどう向き合うかが焦点の一つだ。岸田文雄前首相は防衛力の抜本的強化に乗り出し、日米同盟の抑止力・対処力向上を図る一方、中国とのハイレベル交流は低調で、両国間には課題が積み上がった。摩擦が生じても激化させず、対話で解決するような外交の道筋が問われる。

 「最近、中国とロシアの領空侵犯など不...