島根県警の警察官らがデータ解析の知識や技術を競う「サイバーセキュリティ競技大会」がこのほど、県警本部であり、参加した50人が複雑化するサイバー犯罪の手口に対処する技術を磨いた。
3人一組のチームを編成し、制限時間100分で正解数と速度を競った。県警本部から5チーム、県内の警察署から12チームが出場した。
参加者は偽アドレスから送られたメールから本来のアドレスを探す問題や、画像に写り込む建物から撮影場所を特定する問題など20問に挑んだ。全問正解した警務部が優勝した。
サイバー犯罪対策課の磯田俊教次長は「全員が対応できるよう今後も取り組み、技術を高めたい」と話した。同課によると、県内の2023年のサイバー犯罪相談は1749件で、増加傾向にあるという。(松本ひろ)