サイバー犯罪防止を学ぶ高校生ら=松江市袖師町、松江署
サイバー犯罪防止を学ぶ高校生ら=松江市袖師町、松江署

 松江市袖師町の松江署でこのほど、サイバー防犯ボランティアの松江工業高校3年生と松江署員が意見交換をし、犯罪被害の抑止活動に理解を深めた。

 参加したのは6月に島根県警本部長から委嘱を受けた松江工業高校の3年生4人。生徒らは警察業務の説明を受け署内を見学。県警サイバー犯罪対策課員の指導の下、画像の撮影場所を特定する体験やサイバー犯罪に関する意見交換をした。

 サイバー防犯ボランティアは高校生や大学生が中心で、学生からは「今は小学生もスマートフォンを持つ。小学生にも指導が行き渡ってほしい」との意見が出た。サイバー犯罪に対処する業務について、松江署生活安全課の加藤泰輝指導官は「被害者から感謝を伝えられるとやりがいを感じる」と話した。

 同校情報技術科の福田はやてさん(18)は「身のまわりの高齢者への啓発も心がけ、困った人を助けたい」と話した。(松本ひろ)