浜田市の文化団体が活動発表する市民芸術文化祭がこのほど、同市黒川町の石央文化ホールであった。尺八や詩吟、書などの発表があり、来場者に研さんの成果を披露した。
34団体、2個人が所属する市文化協会が隔年で開き15回目。今回は書や写真などの展示部門に10団体、詩吟や舞踊などの舞台部門に15団体が参加した。
舞台発表は箏(こと)と三絃(さんげん)の愛好者団体「ラ・ペアーレ浜田箏・三絃」の19人の演奏で開幕し、息の合った美しい旋律を奏でた。詩吟・吟詠の愛好家でつくる「島根浜鷺(さぎ)吟詠会」(32人)は、月夜を題材にした俳句や和歌を情緒たっぷりに読み上げた。
市文化協会の田中耕太郎会長は「会員の研さんを見てもらい浜田に根付く文化を体感してもらえるといい」と話した。(中村成美)