今回から神社神道にまつわる神々を祀(まつ)り、奉仕する者たちを示す言葉を紹介する。

 まずは現代の神職。神職とは、「神々に仕え、神と人の仲を取りもって神社の祭祀(さいし)を行い、神社の護持と運営に従事する人の総称」といえる。一般的には、「神主(かんぬし)さん」と呼ばれている。

 神職という言葉の初見は『太平記(たいへいき)』(1...