除雪トラックを見学する園児ら=雲南市吉田町吉田、吉田除雪基地
除雪トラックを見学する園児ら=雲南市吉田町吉田、吉田除雪基地

 【雲南】除雪作業への理解を深めてもらおうと、園児を招いた「除雪機械ふれあい体験」が5日、中国横断道尾道松江線の吉田除雪基地(雲南市吉田町吉田)であった。園児は乗車体験や見学を通して、降雪時の移動を支える仕事の大切さを学んだ。

 掛合、田井両保育所の園児約20人が保育士の先生たちと参加した。園児は雪をかき込んで飛ばすロータリー除雪車や、雪をかく大型器具を車体前方に取り付けた除雪トラックなど3台を見学した。実際に運転席に座ってハンドルを握り、除雪作業車の運転手の気分を味わった。

 掛合保育所年長の佐藤葉南(はな)ちゃん(6)は「大きい車に乗るのは緊張したけど、乗ってみたら楽しかった。雪をかく仕事を頑張ってほしい」と話した。

 園児の体験は国土交通省三次河川国道事務所と、尾道松江線の広島県境から三刀屋木次インターチェンジ間の道路管理を担う都間土建(雲南市三刀屋町給下)が開いた。(福間崇広)