航行中に火災が発生した航海実習船「若鳥丸」=11日午後2時35分ごろ、高松市沖(高松海上保安部提供)
航行中に火災が発生した航海実習船「若鳥丸」=11日午後2時35分ごろ、高松市沖(高松海上保安部提供)

 11日午後1時50分ごろ、瀬戸内海を航行中の鳥取県立境港総合技術高校(境港市竹内町)の航海実習船「若鳥丸」の調理場から出火した。海上保安庁に救助を求め、坂出海上保安署の船舶が接舷して消火した。けが人はいなかった。

 県教育委員会高等学校課によると、海洋科2年生24人と乗組員、教職員の計42人が乗り10月12日に境港を出て新潟、釧路、宮古、東京などを経て今月17日に境港に帰る予定だった。11日午後1時に高松港を出港していた。瀬戸大橋付近でいかりを下ろし、海保が出火原因を調査中。航海を続けるかどうかや生徒の帰還方法について検討中という。