松江市交通局が12日、市営バスの複数の運転手がインフルエンザに感染したため、13~15日の3日間、計4路線19便を運休すると発表した。通勤、通学の時間帯は避け、ほかの路線で代替可能な便を中心に運休する。
運休する路線と便数は、北循環線内回り3便、同外回り3便▽南循環線内回り3便、同外回り2便▽川津線往路3便、復路2便▽八束線往路1便、復路2便-。いずれも市民生活への影響を考慮し、日中~夜間の便を中心に減便した。
市交通局には見習いや休暇中を含め計92人の運転手が在籍。このうち、12日時点で19人が発熱や頭痛といった症状を訴え、11人の陽性が判明している。
今年1月には複数の市営バス運転手が新型コロナウイルスやインフルエンザに感染したことが判明。市内の観光名所を巡る「レイクライン」を同30日~2月2日に全便運休した。
同局運輸企画課の佐藤広樹課長は「市民に大きな不便をお掛けして申し訳ない」と謝罪。職場内の消毒や換気のあり方を見直すなど、再発防止に向けた感染対策を徹底するとした。(佐々木一全)