益田市水分町、吉田南小学校の児童がこのほど、未舗装だった同校玄関前駐車場を今夏、ボランティアで舗装し、整備した市内の建設会社の役職員に感謝の気持ちを伝えた。
同市遠田町の高橋建設(高橋宏聡(ひろあき)社長)が8月、全長50メートル、幅6メートルの駐車場を無償で舗装し側溝も整備した。舗装した駐車スペースに傾斜を付け、側溝に水が流れやすくした。整備前は未舗装で凹凸があり、雨が降ると水たまりができ、歩きにくかった。
高橋社長の実家が同校近くで、自身の子ども4人も同校の卒業生という縁で、社会貢献活動として整備を提案した。
同校が企画した「きれいな駐車場 ありがとうの会」では全校児童151人が高橋社長ら同社の3人を出迎え、児童代表の6年三沢葵衣(あおい)さん(12)が「歩きやすくなり、車も運転しやすくなった。ありがとうございます」とあいさつ。6年生の川崎結衣さん(12)は1~6年生の12人が、ありがとうの思いを記した寄せ書きを高橋社長に贈り、全校児童が校歌を歌った。
高橋社長は「社会貢献活動として取り組んだ。人を喜ばせることができる人になってほしい」と児童に語りかけた。(中山竜一)