益田市役所に展示された秦佐八郎博士の胸像を見る秦はるひさん=益田市常盤町
益田市役所に展示された秦佐八郎博士の胸像を見る秦はるひさん=益田市常盤町

 梅毒の特効薬を発見した益田市美都町出身の秦佐八郎(1873~1938年)医学博士の胸像が、同市常盤町、市役所ロビーに設置された。親族から市に寄贈され、関係者は「古里に帰ったようだ」と設置を喜んだ。

 胸像は秦博士が北里研究所副所長時代に、還暦の祝いとして門下生から贈られたブロンズ像。自宅の整理をする中で、秦博士の孫で東京都在住の秦宏樹さんが見つけ、兄の妻・はるひさんに相談した。秦博士の顕彰に取り組む「NPOーMASUDA」が仲介し、市への寄贈が実現した。歴史文化交流館・れきしーなでの展示を経て、市役所にお目見えした。

 はるひさん(71)=東京都在住=がこのほど、ピアノコンサート開催のため益田市を訪れ、胸像を確認し「古里を大事にしていた佐八郎さんに喜んでもらえると思う」と話した。面会した河上信男副市長は「益田の偉人として功績をたたえ、PRしていく」と話した。

(藤本ちあき)