海水浴客に事故防止の啓発チラシを手渡す浜田海洋少年団の子ども(左)=浜田市国分町、国府海水浴場
海水浴客に事故防止の啓発チラシを手渡す浜田海洋少年団の子ども(左)=浜田市国分町、国府海水浴場

 【浜田】海水浴シーズンを迎え、水難事故の防止を呼び掛けようと、浜田海洋少年団の子どもたちが24日、浜田市国分町の国府海水浴場で、海水浴客にチラシを配り啓発した=写真。

 海洋少年団は、海に親しみながら心身の健全な育成を目指す団体で、全国に約90あり、海岸清掃や募金の活動にも汗を流す。

 幼児から中学生までの10人が、大勢の家族連れらが遊泳する海水浴場を巡回。1人で泳がない▽遊泳区域外で泳がない▽無理せず休憩を取る▽天気が悪い時は海に入らない|など、七つの約束事項を書いたチラシを「気を付けて楽しんでください」との言葉を添えて手渡していった。

 参加した浜田市立第三中学校3年の今井朝陽さん(14)は「僕らの活動が事故防止に役立てればうれしい」と話した。

 浜田海上保安部管内では昨年、3件の水難死亡事故があった。 (勝部浩文)