島根県と松江市は26日、計6人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも25日の検査で判明し、内訳は松江市3人、安来市1人、邑南町2人。県内の7月の感染者数は県東部を中心に120人を超えており、県はお盆期間など夏休み中の帰省に伴う県外との往来を控えるよう県民に求めた。
25日の検査で判明した6人のうち、4人はこれまでの感染者の接触者。入院患者数は25日午後10時現在で過去最多の106人となり、確保病床(324床)の使用率は32・7%。
県内の累計感染者数は675人。
7月の感染者数は25日現在で計122人。内訳は安来市34人、松江市32人、雲南市25人、出雲市20人、邑南町5人、益田市2人、浜田市1人、県外3人。16~22日は88人に上り、1週間あたりの感染者数としては松江市内の高校で100人以上のクラスター(感染者集団)が確認された昨年8月上旬に次ぐ規模だった。
丸山達也知事は全国的に感染の第5波との認識を示し「島根への波及を最小限に抑える必要がある」と述べた。
(佐々木一全)