信販事業などを手がけるトワライズ(米子市東福原2丁目、古山英明社長)が29日、社会貢献事業「1日1円運動」で社員から寄せられた20万8986円をあしなが育英会に寄付した。
同社が創立40周年の2002年から始め、今回で22回目。1年間、同社と関連会社4社、社員親交会の計350人が1人1日1円ずつ積み立てた。
米子市内であった贈呈式で古山社長が「多くの子どもたちが輝かしい未来を迎えられるよう願う」とあいさつし、あしなが育英会中四国エリア主担当の島田北斗さん(31)に目録を渡した。
島田さんは「長引く物価高で(家計が)厳しい家庭も多い。子どもたちが社会に貢献できるよう支援を生かす取り組みを進める」と謝辞を述べ、感謝状を贈った。
同席した鳥取大医学部生命科学科4年の北村亜依香さん(22)は「(奨学金は)人生の可能性を広げてくれたかけがえのない存在。将来、恩返しできるよう頑張りたい」と話した。
山陰両県では9月現在、島根で32人、鳥取で37人が奨学金を受けている。(中島諒)