大社高校野球部の躍進をイメージした「無限の力」を紹介するこーたさん＝松江市殿町、松江歴史館
【松江】松江市在住の路上詩人で書家のこーたさん（４０）の個展が、松江歴史館（松江市殿町）で開かれている。今夏の甲子園で躍進し「大社旋風」を巻き起こした大社高校野球部をイメージした作品などが並ぶ。入場無料、１５日まで。
大社高校野球部の作品は「無限の力」。同部のイメージカラーの紫で力強く書いた「∞」の中心に金色で「繋」と記した。
島根大会から応援の輪がどんどん大きくなっていったことや、３回戦の早稲田実業戦でナインへの声援が球場中を席巻した様をイメージしたという。こーたさんは「球場が一体となった大応援にしっかり応えた選手たちは光り輝いていた」と話した。
こーたさんは、シンガー・ソングライターの門脇大樹さんとともに、野球部の３年生部員の保護者が選手に寄せたメッセージから、応援歌「手のひら」を作った。歌詞も並べて展示している。
このほか、詩人まど・みちおの作品を書にした作品など近作の計２１点を並べた。こーたさんは「一年の歩みを見てもらって、自身の一年を振り返る機会にしてほしい」と来場を呼びかけた。９日は休館。（新藤正春）
