小学生と試合で交流する佐々木大樹選手(中央奥)=浜田市上府町、サン・ビレッジ浜田
小学生と試合で交流する佐々木大樹選手(中央奥)=浜田市上府町、サン・ビレッジ浜田

 サッカーJ1リーグで今季2連覇を遂げたヴィッセル神戸で活躍する佐々木大樹選手(25)=浜田市出身=が21日、浜田市上府町のサン・ビレッジ浜田で小学生のサッカー大会を開いた。子どもたちと一緒にプレーしたり、活躍した選手にユニホームなどを贈ったりして地元を盛り上げた。

 佐々木選手は小中学時代に浜田市内のクラブチームでプレー。中学卒業後にヴィッセル神戸U-18に加入し、2018年にトップチームに昇格。MFとして昨季は出場33試合7得点の活躍でリーグ初制覇のほか、今年の天皇杯優勝に貢献した。

 大会は「D Dream杯」と名付け、小中学時代の同級生とともに地元のサッカーを盛り上げようと初めて企画。浜田市を中心に8チームが参加し、8人制のトーナメントで競った。

 佐々木選手は優勝した浜田市の石見エスプリFCと交流戦も実施。子どもたちに熟練のボールさばきやヘディングシュートのほか、ゴールパフォーマンスの電話ポーズを披露した。

小学生と写真に納まる佐々木大樹選手(後列左)=浜田市上府町、サン・ビレッジ浜田

 閉会式では表彰があり、MVPに選ばれた同FCの杉原瑠海さん(12)は「憧れの選手に選ばれてめちゃくちゃうれしい」と喜び、12得点で得点王になった同FC佐々木覇斗さん(11)も「うまくなって佐々木選手と同じプロを目指す」と意気込んだ。

小学生と写真に納まる佐々木大樹選手(前列左から4人目)=浜田市上府町、サン・ビレッジ浜田

 佐々木選手は「大会をきっかけに夢や目標に向かって進む気持ちを大切にしてほしい」とエールを送った。

(宮廻裕樹)