なでしこリーグ2部のディオッサ出雲FCは24日、所属するブラジル人のラウラ・スペナザット(26)とフェヘ・タイス(25)の両選手が31日の契約満了に伴い、退団すると明らかにした。2人は監督らからセクハラなどの被害を受けたと主張していた。
2選手は11月上旬に出雲市内で代理人弁護士らと会見して、試合中や練習中に監督らからセクハラなどの被害を受けたと主張し、リーグに告発文を提出して関係者の処分を求めた。
その後、クラブは通訳を同行させる契約義務に関しては、不適切な点があったことを認める一方、ハラスメント行為については認められなかったとする見解を発表。日本女子サッカーリーグは調査を継続している。

2022年8月に入団したスペナザット、タイスの両選手は、プロ契約を結びクラブの中心選手として活躍。2人の代理人弁護士は「本人たちは(クラブに)残りたいとの思いで交渉していたので残念。彼女たちは、日本でまたサッカーをしたいと言っている」と説明した。
(佐藤一司)