路線バスの運転手不足を背景に、鳥取市が運転手の乗らない「自動運転バス」の導入を目指している。2021、23年度に続き24年度は12月の10日間、中心市街地で市民に試乗してもらい実証運行した。技術面の課題がまだあり、導入時期は見通せないが、運転手の余力を生み出し、市民生活を支える路線バス維持の一助としたい考えだ。(鳥取総局報道部・桝井映志)
試乗ルポ 右折と譲り合いが苦手
12日の報道向け試乗会で自動運転バス(定員25人)を体験してみた。

バス(全長7.2メートル、幅2.3メートル、高さ3.0メートル)は電気自動車で、車両前面には周囲の車や歩行者、信号の状況を確認するカメラやセン...