出雲市松寄下町の市総合ボランティアセンターにこのほど、売上金の一部が島根県内のパラスポーツ普及に充てられる寄付型の自動販売機が設置された。県内初で、設置した県パラスポーツ指導者協議会は、今後も設置を増やす考え。
支援自販機は同協議会が2030年に開催される国民スポーツ大会「島根かみあり国スポ・全スポ」に向け、選手や指導者の育成に役立てようと設置した。
清涼飲料水やコーヒー、お茶や水が販売され、売り上げの20%が寄付に充てられる。寄付金は育成のほか、競技道具の購入費用にも活用する。
協議会の安井新一会長がボランティアセンターにボランティア登録していたことが縁で設置につながったという。安井会長は「自販機を使ってもらうことで、パラスポーツに興味を持ってもらいたい」と利用を呼びかけた。(黒沢悠太)