バレーボール元日本代表で、2008年の北京五輪に出場した山本隆弘さん(46)=鳥取市出身=を招いた教室が12日、出雲市斐川町直江の斐川西中学校であり、市内2中学校の男子バレーボール部員約30人がスパイクやレシーブの基本を学んだ。
山本さんは「中学生はまだまだこれから伸びる。楽しんでやる気持ちを忘れずにバレーをしよう」と話して練習を始めた。
ボールをコントロールするため、手だけでなく体の回りでボールを動かして床に落とさないようにする準備運動を紹介した。
レシーブは膝を使い、トスを受ける際は、手先だけでなく肘を使うようになどとアドバイスした。
中学生は斐川西と出雲第三から参加した。斐川西中2年の栂翔太さん(14)は「技術的なことを分かりやすく教えてもらった。今後の練習や試合に生かしたい」と笑顔で話した。山本さんは「バレーを楽しんで続けるために、基礎的なことをしっかり身につけてほしい。みんなまじめで教えがいがあった」と話した。
教室はスポーツ振興の連携協定を結ぶ出雲市と山陰パナソニックが主催した。(佐藤一司)