「平山郁夫 未来へのキャラバン-シルクロードから日本、そして出雲へ-」のチラシ
「平山郁夫 未来へのキャラバン-シルクロードから日本、そして出雲へ-」のチラシ

 松江市袖師町の島根県立美術館で17日、企画展「平山郁夫 未来へのキャラバン-シルクロードから日本、そして出雲へ-」(山陰中央新報社など主催)が始まる。日本画の巨匠・平山郁夫さん(1930~2009年)の作品とシルクロード各地の収集品計113点が並び、多彩な業績を紹介する。3月10日まで。

 代表作の砂漠を進むラクダの隊商を描いた「パルミラ遺跡を行く・朝」「パルミラ遺跡を行く・夜」(ともに縦171センチ、横364センチ)のほか、晩年に島根を描いた大作「八雲立つ 出雲路古代幻想」(縦171センチ、横545センチ)は山陰両県初公開。出雲大社や松江城のスケッチ、平山さんが集めた地中海地域から東アジアまでの遺宝80点も公開する。

 開館時間は午前10時~午後6時半(3月は日没後30分まで)。

 観覧料は当日(企画展のみ)が一般1600円、大学生1360円、小中高生700円など。山陰中央新報社の本社、西部本社、各総局、支局で前売り券(コレクション展セット、一般のみ)を1500円で販売している。

 展示の問い合わせは島根県立美術館、電話0852(55)4700。