布原駅(資料)
布原駅(資料)

 JR伯備線布原駅(岡山県新見市)で、信号が停止を指示していたにもかかわらず運転士が普通列車を発進させ、安全側線に進入した事案について、JR西日本中国統括本部は21日、運転士が信号を確認していなかったのが原因だったと発表した。

 事案は昨年12月13日朝に発生。普通列車は本線を外れ、事故を防ぐために設けられた安全側線に進入して停車した。乗客乗員約30人にけがはなかった。

 誤発進の影響で芸備線と伯備線の一部区間で約5時間にわたって運転を見合わせ、特急やくも12本、サンライズ出雲1本を含む18本が運休し、計約4千人に影響が出た。

 同本部の担当者は「ご心配とご迷惑をおかけした。再発防止に努める」と陳謝した。