材料を投げつけながら容器に詰める参加者=島根県川本町川下、さつき会館
材料を投げつけながら容器に詰める参加者=島根県川本町川下、さつき会館

 みそ造りが26日、島根県川本町川下のさつき会館であり、町内外から参加した16人が大豆や米こうじ、塩を使って約50キロを仕込み各自で持ち帰った。

 圧力鍋で軟らかくした大豆と米こうじ、塩を混ぜ合わせ、機械ですりつぶし練り込んだ後、丸めて空気が入らないよう投げつけながら容器に詰めて仕込んだ。秋ごろに出来上がる。初めて参加した川本町因原の原田ヤス子さん(78)は、「面白かった。みそ汁で味わいたい」と話した。

 みそ造りを手伝った近くの樋口千代子さん(74)は「同じ材料を使って仕込んでも、それぞれの家で味が違う。手前みそが一番おいしい」と話した。

 みそ造りを通じて交流を深める目的で、地元の女性有志が開く冬の恒例行事。町内や隣の美郷、邑南両町から参加者が集まった。(佐伯学)